赤団子(読み)あかだんご

精選版 日本国語大辞典 「赤団子」の意味・読み・例文・類語

あか‐だんご【赤団子】

  1. 〘 名詞 〙 ( 団子を作るヨモギを灸(きゅう)のもぐさに使い、また、もぐさを丸めて火をつけるところから ) 灸を子供に対していう。やいと。
    1. [初出の実例]「小児の泣むしには赤だんごを喰せてそだて」(出典:洒落本・傾城諺種(1791))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の赤団子の言及

【生理用品】より

…江戸時代に紙が実用化すると,布や粗悪な紙が丁字帯(細長い布の一端にひもをつけ,前で結んでもう一方の端をはさんで用いる)とともに使われた。遊廓では紙に赤い絹を巻いたタンポンを用い,それらは赤団子,赤玉などと呼ばれていた。明治の中ごろには脱脂綿が普及し,日清戦争のときには従軍看護婦を中心として使われるようになった。…

※「赤団子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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