赤城火山(読み)あかぎかざん

最新 地学事典 「赤城火山」の解説

あかぎかざん
赤城火山

Akagi volcano

群馬県にある第四紀成層火山(面積450km2,体積230km3, 標高1,828m)。山頂カルデラ(2km×4km),中央火口丘(地蔵岳・小沼),火口原湖大沼おの,火口湖小沼このがある。おもに溶岩からなる山頂部は侵食されているが,山麓火砕流土石流の堆積面がよく残る。形成の始まりは約50万年前,安山岩質(SiO254~60%)の溶岩・スコリアの噴出で標高2,300m前後の富士山型円錐火山がつくられた。20万年前ころから山体大崩壊や爆発的噴火が起こり,山麓に岩屑なだれ,火砕流,土石流が流下。約5万年前,湯の口降下軽石噴出時にカルデラ形成。約4.4万年前,鹿沼降下軽石噴出。約3万年前,地蔵岳・小沼溶岩円頂丘(デイサイト,SiO271%)形成。『吾妻鏡』の1251年の記録に「赤木岳焼く」との記述があり,さらに詳しい古文書記録も見つかっている(及川輝樹,2012)が,この噴火に対応するはっきりとした噴火堆積物は発見されていない。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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