精選版 日本国語大辞典 「赤小舟」の意味・読み・例文・類語 あから‐おぶね‥をぶね【赤小舟】 〘 名詞 〙 上代、赤く色を塗った舟。[初出の実例]「沖ゆくや赤羅小舟(あかラをぶね)につとやらばけだし人見てひらき見むかも」(出典:万葉集(8C後)一六・三八六八)赤小舟の語誌「播磨国風土記逸文(釈日本紀所載)」で、神功皇后が新羅遠征成功を祈って、航海に赤色を用いたことからも、魔除け、厄除けの呪術的意味があったと考えられる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例