赤小舟(読み)あからおぶね

精選版 日本国語大辞典 「赤小舟」の意味・読み・例文・類語

あから‐おぶね‥をぶね【赤小舟】

  1. 〘 名詞 〙 上代、赤く色を塗った舟。
    1. [初出の実例]「沖ゆくや赤羅小舟(あかラをぶね)につとやらばけだし人見てひらき見むかも」(出典万葉集(8C後)一六・三八六八)

赤小舟の語誌

「播磨国風土記逸文(釈日本紀所載)」で、神功皇后が新羅遠征成功を祈って、航海赤色を用いたことからも、魔除け厄除けの呪術的意味があったと考えられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 語誌

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む