20世紀日本人名事典 「赤木由子」の解説
赤木 由子
アカギ ヨシコ
昭和期の児童文学作家
- 生年
- 昭和2(1927)年11月1日
- 没年
- 昭和63(1988)年9月13日
- 出生地
- 山形県西田川郡豊浦村(現・鶴岡市)
- 出身地
- 旧満州
- 本名
- 千代谷 菊
- 学歴〔年〕
- 鞍山常磐高女(中国)〔昭和19年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 児童福祉文学賞奨励賞〔昭和44年〕「はだかの天使」,野間児童文芸賞(第16回)〔昭和53年〕「草の根こぞう仙吉」
- 経歴
- 昭和28年頃から文学活動を開始、文芸雑誌、業界紙の記者を経て、本格的な創作活動にはいる。53年児童文学研究会(後にあめんぼの会と改称)を発足させる。56年には少女時代を中国で過した体験から、侵略戦争の正体を少女の眼を通して追求した大河小説「二つの国の物語」三部作を15年かかって完結させた。ほかに障害児問題を扱った「はだかの天使」や「草の根こぞう仙吉」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報