日本歴史地名大系 「赤牛岳」の解説 赤牛岳あかうしだけ 富山県:総論後立山連峰赤牛岳水晶(すいしよう)岳の北、黒岳(くろだけ)山塊の北端に位置する花崗岩質の山。標高二八六四・二メートル。地籍は大山(おおやま)町。元禄一三年(一七〇〇)の奥山御境目見通絵図(県立図書館蔵)はじめ多数の新川郡絵図に記される。享和三年(一八〇三)の奥山御境目見通山成川成絵図(同館蔵)では当山にだけ朱を塗り、山色の特異性を強調している。その後多くの絵図に赤牛岳は朱塗りで記載され、野崎雅明の「肯泉達録」の「黒部山中の事」には「赤牛が嶽といふは朱の如く赤き山なり」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報