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赤石裂線 あかいしれっせん

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

赤石裂線
あかいしれっせん

赤石山脈の西縁を南北に35キロメートルにわたって走る断層。赤石構造帯の西縁を限る断層で、赤石構造線ともよばれる。北方で中央構造線に合流する。この断層は西南日本外帯の帯状構造を約50キロメートル左横ずれに変位させている。断層の西側には三波川(さんばがわ)変成岩類が、東側には古生代~中生代の秩父(ちちぶ)帯の地層、中生代~新生代の四万十(しまんと)累層群が分布する。本断層は中生代白亜紀後期から新第三紀中新世にかけて左横ずれ断層→逆断層→正断層として活動したとされていたが、中新世中期に逆断層成分をもつ左横ずれ運動をおこしたことが明らかになった。また、横ずれデュープレックスを形成していることも知られている。[村田明広]

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世界大百科事典内の赤石裂線の言及

【赤石山脈】より

…北緯35゜~36゜付近に位置し,静岡・山梨・長野の3県にまたがって北北東~南南西に延びている。東側にある急斜面は,フォッサマグナ低地帯に臨み,西部は中央構造線(杖突峠~水窪(みさくぼ)),赤石裂線(水窪~二俣)で限られ,南部は東海地方沿岸部に向かって低下している。赤石山脈の名称は赤石岳(旧称大河原ノ岳,3120m)に由来するが,赤石岳の名は,その南東側斜面を刻む赤石沢にある赤色の露出岩盤や転石にちなむ。…

【伊那山地】より

…赤石山脈との間には,ほぼ南北に中央構造線が走り,日本列島を外帯と内帯に分かつ重要な地質構造線となっている。この構造線に沿って,深い谷が刻まれているが,これを赤石裂線(構造谷)と呼んでいる。この南北に走る谷に沿って,杖突峠,分杭(ぶんぐい)峠,地蔵峠,青崩峠を結ぶ道は,武田信玄が軍事的に利用した道でもあった。…

※「赤石裂線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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