赤築地(読み)あかついじ

日本歴史地名大系 「赤築地」の解説

赤築地
あかついじ

[現在地名]東山区清水一丁目―二丁目付近

現在の五条坂の南、清水新道きよみずしんみちの北方付近の地。「山城名勝志(正徳元年刊)に「土人云」として「経書堂西一町許、五条南、出橋路之北、土俗曰赤辻、今為畠」とみえ、「拾遺都名所図会」(天明七年刊)はこれをふまえて「赤築地 五条大谷口より松原経書堂乃前に出る道をいふ。土人赤辻と唱ふ」と記している。「坊目誌」には、「古昔は山林にして、中世耕地と為り字赤辻と称す。其後竹林となる」と述べられる。

赤築地の称は、「源平盛衰記」に永万元年(一一六五)八月九日のこととして、「(清水寺の)寺僧今は防き戦ふ力なし。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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