故事成語を知る辞典 「赤貧洗うがごとし」の解説 赤貧洗うがごとし 非常に貧しくて、持ちものに乏しいようす。 [使用例] 電話と電報と両方で問い合わせたところによりますと、実家は裕福どころか、赤貧洗うが如き状態だそうです[夢野久作*少女地獄|1936] [由来] 「先哲叢談―正・六」に見える逸話から。一七~一八世紀、江戸時代中期の学者、荻お生ぎゅう徂そ徠らいは、若いころ、塾を開いていましたがもうからず、「赤貧洗うがごとし(とても貧しくて、洗い流したように何一つ持ちものがなかった)」ということです。ここでの「赤」は、何もないことを表しています。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報 Sponserd by