赤貧(読み)セキヒン

デジタル大辞泉 「赤貧」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「赤貧」の意味・読み・例文・類語

せき‐ひん【赤貧】

  1. 〘 名詞 〙 きわめて貧しく何一つ持ち物のないこと。極貧。一貧。
    1. [初出の実例]「壁辺主丈開青眼、床上蒲団楽赤貧」(出典:随得集(1388頃)西山偶作)
    2. 「赤貧にして屋破れ、雨漏に沐浴盤(たらひ)を高く釣り、其下に座して書を学べり」(出典:近世畸人伝(1790)五)
    3. [その他の文献]〔南史‐臨汝侯坦之伝〕

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普及版 字通 「赤貧」の読み・字形・画数・意味

【赤貧】せきひん

極貧。無一物。〔南史、斉宗室、臨汝侯坦之伝〕(坦之の従兄翼宗の)家を檢するに赤にして、唯だ質錢の帖子帳簿)數百るのみ。

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