赤雁村(読み)あかがりむら

日本歴史地名大系 「赤雁村」の解説

赤雁村
あかがりむら

[現在地名]益田市赤雁町

烏帽子えぼうし山の南麓、沖田おきた川中流域に位置し、南は大草おおくさ村、北は木部きべ村。地名は佐毘売命の神話にあるように、古代朝鮮から五穀の神を背に飛来した赤雁の伝承によるという(石見八重葎)。文禄四年(一五九五)一二月二七日の益田又兵衛当知行付立(益田家文書)に「北仙道郷大草・山折・赤狩」とみえる。江戸時代の支配の変遷持石もちいし村と同じ。古高一九三石余、寛永一四年(一六三七)の検地高三一二石余(万手鑑)。明治四年(一八七一)の総高三三二石余、反別四六町三反余、人数一八九(うち農一八六)・家数四二(うち農四一)、鉄砲三、牛二八(万手鑑)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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