走らす(読み)ハシラス

デジタル大辞泉 「走らす」の意味・読み・例文・類語

はしら・す【走らす】

[動サ五(四)]走らせる」に同じ。「ヨット縦横に―・す」「筆を―・す」
[動サ下二]はしらせる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「走らす」の意味・読み・例文・類語

はしら・す【走】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. はしらかす(走━)
  3. すばやくよどみなく動かしたり、出したりする。
    1. [初出の実例]「謾(でたらめ)禿筆(ちびふで)を走らす事しかり」(出典滑稽本八笑人(1820‐49)五)
    2. 「気の無ささうな眼を走らして」(出典:あひゞき(1888)〈二葉亭四迷訳〉)
    3. 「声を迸(ハシ)らし」(出典:五重塔(1891‐92)〈幸田露伴〉二)

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