走らかす(読み)ハシラカス

デジタル大辞泉 「走らかす」の意味・読み・例文・類語

はしら‐か・す【走らかす】

[動サ四]
走るようにする。走らせる。
をのこどもあまた―・したれば」〈徒然・八七〉
耳目が働くようにする。
「いいかげんに空耳を―・せえ」〈人・梅児誉美・後〉
屏風びょうぶ・幕などを引きめぐらす。立てめぐらす。
隔子かうしの内には金屏風―・し」〈仮・東海道名所記
汁などに調味料をちょっと加える。また、手軽な食事をとる。
薄鍋醤油を―・し、日本一の御吸物ありと」〈浮・諸艶大鑑・一〉
割ることを、船乗り仲間が忌んでいう語。
素頭すかうべ微塵に―・し」〈浄・千本桜

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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