起き臥し(読み)おきふし

精選版 日本国語大辞典 「起き臥し」の意味・読み・例文・類語

おき‐ふし【起臥・起伏】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 起き、またふせること。起きたり寝たりすること。ふしおき。きが。
      1. [初出の実例]「いな筵河ぞひ柳水ゆけばおきふしすれど其の根絶えせず」(出典:古今和歌六帖(976‐987頃)六)
    2. 日常生活
      1. [初出の実例]「ただ母君のゆくゑも知らず、逢ひ見るべき世もなきなげきをし給し御身なれば、いとおもしろき所におきふしやすく」(出典:浜松中納言物語(11C中)一)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 常に。いつも。ねてもさめても。
    1. [初出の実例]「おきふししづ心なく思ひいらるる事のあめれば」(出典:宇津保物語(970‐999頃)嵯峨院)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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