超世の本願(読み)ちょうせのほんがん

精選版 日本国語大辞典 「超世の本願」の意味・読み・例文・類語

ちょうせ【超世】 の=本願(ほんがん)[=大願(だいがん)・=悲願(ひがん)

  1. 仏語阿彌陀仏本願。この本願が三世諸仏誓願より卓越した大悲の本願であるところからいう。普通には四十八願全部をさすが、特に第十八願を意味することもある。
    1. [初出の実例]「彌陀超世の大願を、われらがためにおこすとも、釈尊これをすすめずば、いかでか浄土にうまるべき」(出典:浄業和讚(995‐1335)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android