超世(読み)チョウセイ

精選版 日本国語大辞典 「超世」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐せテウ‥【超世】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。世間を超越していること。世の常をはるかに越えていること。
    1. [初出の実例]「十方土の浄刹に捨てられたる此界の悪徒は、大雄超世の翅にかかりて西天に飛ばむ」(出典:海道記(1223頃)東国は仏法の初道)
    2. [その他の文献]〔無量寿経‐上〕

ちょう‐せいテウ‥【超世】

  1. 〘 名詞 〙ちょうせ(超世)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「超世」の読み・字形・画数・意味

【超世】ちよう(てう)せい

時代をこえる。〔三国志、魏、武帝紀評〕太、籌を(めぐ)らし謀を演(の)べ、宇鞭撻(べんたつ)し、~克(よ)く洪業をせり。~抑(ある)いは非常の人、超世のと謂ふべし。

字通「超」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android