超水平線レーダ(読み)ちょうすいへいせんレーダ(その他表記)over-the-horizon-backscatter radar; OTH B radar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「超水平線レーダ」の意味・わかりやすい解説

超水平線レーダ
ちょうすいへいせんレーダ
over-the-horizon-backscatter radar; OTH B radar

正式には超水平線後方散乱型レーダという。見通し外を越えて低空で侵入する航空機巡航ミサイルなどの目標の探知を目的としたレーダシステム。通常のレーダよりも波長の長い短波帯を使用し,波長が長いため電離層で反射して進む電波が目標に当たって反射し,同コースをたどって受信局に戻ってくる反射波を探知する原理を利用したもの。目標に当たった電波のうち,電波の進入方向とは異なった方向への散乱波を受信する前方散乱型もあり,OTHレーダまたは見通し外レーダともいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む