越来グスク(読み)ごえくぐすく

日本歴史地名大系 「越来グスク」の解説

越来グスク
ごえくぐすく

[現在地名]沖縄市城前町

越来丘陵の西端に位置し、さらに高くなった標高約八〇メートルの琉球石灰岩小丘陵上に形成された一四―一五世紀の大型グスク。沖縄戦前は城壁が一部残っているほかは積石が散乱している状態だった。戦後積石は道路工事のために運び出され、グスク一帯は嘉手納かでな基地防衛のための高射砲陣地となり破壊された。現在ではグスク本来の四分の一弱が残存しているにすぎない。正確な面積は不明であるが、東西一七〇メートル・南北一二〇メートルの範囲に広がっていたと考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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