越裏門村(読み)えりもんむら

日本歴史地名大系 「越裏門村」の解説

越裏門村
えりもんむら

[現在地名]本川村越裏門

寺川てらがわ村南東の吉野川沿いにある山間村。集落標高約八〇〇メートルの緩傾斜地に南向きに立地。宝永三年(一七〇六)の「本川郷風土記(南路志)によると東西二里南北四里で、「惣体土地黒、南向南下之所也」とある。

慶長一六年(一六一一)の寺川村検地帳に「ゑりもん村」とみえ一四筆が登録されているが、そのうち「アレ家有」の一筆を除きすべて山畠となっており、九筆に「ゐ」とあり居住者がいる。土居には「左衛門次ゐ」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android