日本歴史地名大系 「越路浦」の解説 越路浦こえじうら 鹿児島県:川辺郡大浦町大浦村越路浦[現在地名]大浦町 越路東シナ海に面した大浦村北東端にあった浦。塩屋(しおや)浦ともいう。「薩藩政要録」に載る浦数并浦人数事に「加世田之内越路塩屋村」とみえ、半浦とされていた。半浦とは百姓役半分・浦役半分の半農半漁の漁村のことで、農業と塩炊きを生業としていた。人口が増えたので、享保一四年(一七二九)漁業につくことを願出て半浦として許可された(列朝制度)。伊能忠敬の「九州東海辺沿海村順」では、大浦村の家数五二五のうち越路は五八。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by