足洗村(読み)あしあらいむら

日本歴史地名大系 「足洗村」の解説

足洗村
あしあらいむら

[現在地名]北茨城市中郷なかごう町足洗

東は海に臨み、東西八町余・南北一六町余の平地の村。北は上桜井かみさくらい村・下桜井村。岩城相馬いわきそうま街道の宿であった。

常陸国赤浜妙法寺過去帳の正長元年(一四二八)に「智妙尼妙海足洗」とみえる。文禄四年(一五九五)岩城領検地目録(静嘉堂文庫蔵)には村高二六六・三四四石とあり、同年の岩城領小物成目録(秋田県立図書館蔵)には「(竈)十四具 四貫弐百文」「小船二艘 四百文」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報