足玉(読み)アシダマ

デジタル大辞泉 「足玉」の意味・読み・例文・類語

あし‐だま【足玉】

上代に、足首に巻きつけた装飾用の玉。
「―も手玉ただまゆらに織るはたを」〈・二〇六五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「足玉」の意味・読み・例文・類語

あし‐だま【足玉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 上代に、足の飾りとしてつけた玉。
    1. [初出の実例]「皇女の賚(もた)る所の足玉、手玉」(出典日本書紀(720)仁徳四〇年二月)
    2. 「足玉も手珠(ただま)もゆらに織るはたを君が御衣(みけし)に縫ひもあへむかも」(出典:万葉集(8C後)一〇・二〇六五)
  3. あしだま(足玉)手玉に取る

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android