手玉(読み)タダマ

デジタル大辞泉の解説

た‐だま【手玉】

手くびに巻きつけた装飾用の玉。
「足玉も―もゆらに織る服(はた)を」〈・二〇六五〉

て‐だま【手玉】

女の子のおもちゃの一。おてだま。
曲芸師が用いる小玉。
手首などにつけて飾りとする玉。
(「手球」と書く)ビリヤードで、キューで突く白い球。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

てだま【手玉】

曲芸に用いる玉。また、女児が遊戯に用いる玉。品玉。お手玉。
手につける飾りの玉。 「足玉も-もゆらに織る機はたは/古今六帖 5
[句項目] 手玉に取る

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

た‐だま【手玉】

〘名〙 装飾として手くびにつけた玉や宝石。手のかざり玉。
※書紀(720)神代下(鴨脚本訓)「八尋(やひろ)殿を起てて手玉(タタマ)も玲瓏(ゆら)に織経る少女(をとめ)は、是誰が子女ぞ」

て‐だま【手玉】

〘名〙
① 装飾として手首などにつけた玉・宝石。ただま。
※古今六帖(976‐987頃)五「あしだまもてだまもゆらに織る機(はた)は君が衣に断たむとぞ思ふ」
② 曲芸師が曲技を演じるときに用いる小玉
鶴岡放生会職人歌合(15C後か)一〇番「玉章を手玉にまぜてつきやらんつれなき人もとりやいるると」
③ 女児の遊戯の一種。小豆などを入れて作った小さな布袋をいくつか持って投げ上げては受ける遊び。また、その布袋。おてだま。いしなご。
※俳諧・毛吹草(1638)一「置露はさわらべのとる手玉哉」
田舎教師(1909)〈田山花袋〉九「綾を取ったり、御手玉を弄んだりして居る」
浮世草子西鶴置土産(1693)二「ちいさき手玉(テダマ)のすくひ網に」
[補注](1)①の「古今六帖」例は、「万葉‐二〇六五」の「足玉も手珠(ただま)もゆらに」を受けたものである。
(2)上代では、ほかにも「手珠」〔書紀‐神代〕の例があるが、これらは、みな古訓で「ただま」とよまれている。

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