足立 鍬太郎(読み)アダチ クワタロウ

20世紀日本人名事典 「足立 鍬太郎」の解説

足立 鍬太郎
アダチ クワタロウ

明治〜昭和期の郷土史家 静岡県史編纂主事。



生年
慶応3年2月10日(1867年)

没年
昭和7(1932)年11月18日

出生地
出雲国松江鍛冶(島根県松江市)

学歴〔年〕
島根県師範高等師範学科〔明治17年〕卒

経歴
島根県内の小学校の訓導校長歴任。明治27年に新潟県尋常中学助教諭として着任以後、新潟・島根・山形・長野各県の中学校で教鞭を執り、39年長野県立飯山中学校の初代校長に就任、44年には長野県立諏訪中学校長となった。その後は主に静岡県内で活動し、45年静岡県賀茂郡立豆陽学校校長、大正10年島田高等女学校校長を歴任。その傍ら静岡県の郷土史を研究、静岡県史蹟名勝天然記念物調査委員や静岡市史編纂主事などを務め、15年静岡県史編纂主事となり、自らも原稿を執筆した。著書に「道守」「南伊豆俚謡考」「南豆神祇誌」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報