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跛行婚 はこうこんlimping marriage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

跛行婚
はこうこん
limping marriage

婚姻がある国では有効なものと認められているのに,他の国では無効とされたり,離婚したものとされたりすること。国によって法律を異にし,また準拠法の選択を通じて国際的な法秩序の維持を任務とする国際私法も統一されていないため,一つの問題に国によって異なる準拠法が適用される。また外国判決の承認制度において,一国の判決が他の国で承認されるためには一定の要件具備が必要とされているため (民事訴訟法) ,一国の離婚判決の承認が拒否されることによって,このような好ましくない現象が生じるのである。跛行婚にかぎらず,一般的に問題をとらえる場合には,跛行的法律関係の問題といわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の跛行婚の言及

【重婚】より

…また離婚がらみで発生する重婚もある。たとえば,国籍の異なる男女間の離婚につき,その離婚を成立させた外国判決を一方当事者の本国が承認しなかったときに(いわゆる跛行婚limping marriageという状態はこのようなことを契機に生じる),その者がすでに第三者と再婚していたような場合などである。重婚には以上のようなケースがあるが,ここではもっぱら第1の意味での重婚をとり上げることにする。…

※「跛行婚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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