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路引 ろいん

大辞林 第三版の解説

ろいん【路引】

江戸時代、旅行用の通行手形のこと。旅行許可と身分証明を兼ねた。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の路引の言及

【巡礼】より

…日本の入唐僧慧萼にまつわる開基縁起をもつ浙江省舟山群島の普陀山が観音菩薩の霊場として聞こえ,文殊信仰の五台山,普賢菩薩をまつる四川省の峨眉(がび)山とともに天下の三大道場と称され,地蔵菩薩信仰の総本山たる安徽省の九華山を加えて四大名山と呼ばれるにいたった。そして九華山などで,巡礼者は寺の発行する路引つまり浄土へのパスポートをもらって帰ったのであった。また杭州の上・中・下の三天竺寺参拝も有名で,〈天竺進香〉と染めぬいた頭陀袋(ずだぶくろ)を首から下げた善男善女の大群は,農閑期における江南風物詩のほほえましい一風景であったという。…

【図書・文引】より

…授与に先立ち,あらかじめ印形を紙にとどめ,所轄官庁と浦所に保管して,真偽の基準とした。文引は,従来貿易船に必要とされていた渡航証(行状(こうじよう))の携行を使船にまで適用したもので,路引(ろいん),吹噓(すいこ)とも称する。対馬島主宗氏が朝鮮側の了解のもとで発行権を握り,1436年(永享8)以降制度として定着した。…

【旅券】より

…その形式は日本の公式令から推定できるが,滋賀県園城寺(三井寺)には智証大師円珍が留唐中の855年(大中9)に官憲から交付された過所があり,国宝に指定され,唐の過所を見ることができる。宋代中期以後では〈公憑(こうひよう)〉〈引拠〉という名のものが,清では官吏旗人に〈路引〉,一般人に〈口票〉が交付された。【大庭 脩】。…

※「路引」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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