デジタル大辞泉
「踏み留む」の意味・読み・例文・類語
ふみ‐と・む【踏み留む】
[動マ下二]踏んで足跡を留める。和歌では、多く「ふみ」に「文」を掛けて用いる。
「春霞立ちながら見し花ゆゑに―・めてける跡のくやしさ」〈後撰・春下〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ふみ‐と・む【踏留】
- 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
- ① 踏んで跡を残す。和歌では多く「踏み」を「文」に掛けて「文を求める」の意にいう。
- [初出の実例]「春霞立ちながら見し花ゆえにふみとめてけるあとのくやしさ〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)春下・九九)
- ② 踏むのをやめる。踏みしめるのをとめる。
- [初出の実例]「跡からおっ立られて、ふみとめべいと思へ共ならないで」(出典:雑兵物語(1683頃)下)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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