踏迷う(読み)フミマヨウ

デジタル大辞泉 「踏迷う」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐まよ・う〔‐まよふ〕【踏(み)迷う】

[動ワ五(ハ四)]
道に迷う。方向がわからなくなる。「山道に―・う」
善悪判断を誤る。「欲につられて―・う」

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精選版 日本国語大辞典 「踏迷う」の意味・読み・例文・類語

ふみ‐まよ・う‥まよふ【踏迷】

  1. 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙
  2. どこを踏んで歩けばよいか判断に迷う。山中などに踏みこんで道に迷う。踏みまどう。
    1. [初出の実例]「白樫の雪も消えにし葦引の山地を誰かふみ迷べき〈藤原敦忠〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑三・一二〇六)
  3. 転じて、是非・善悪の判断に迷う。まちがった道に迷いこむ。踏みまどう。
    1. [初出の実例]「公道の理非に踏迷ひて、私情の信義を守り」(出典:陸海軍軍人に下し賜はりたる勅諭‐明治一五年(1882)一月四日)

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