身体髪膚、これを父母に受く(読み)しんたいはっぷ、これをふぼにうく

故事成語を知る辞典 の解説

身体髪膚、これを父母に受く

体を大切にし、親に心配をかけないのが子どもの第一の務めだ、ということ。

[使用例] 何も身体髪膚之を父母に受くなどと堅くるしいくつをいうのではないが、しんで後も体は完全にして置きたいような気がする[正岡子規死後|1901]

[由来] 「孝経かいそうめい章」の一節。「身体髪膚、之を父母に受く。えてしょうせざるは、孝の始めなり(肉体や髪や皮膚は、すべて父母からいただいたものである。決して傷つけないようにするのが、孝行の第一歩だ)」とあります。

[解説] この章の続きからは、「身を立て道を行い、名を後世に揚ぐという故事成語が生まれています。

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