車輪式引き金銃(読み)しゃりんしきひきがねじゅう(その他表記)wheel lock

翻訳|wheel lock

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「車輪式引き金銃」の意味・わかりやすい解説

車輪式引き金銃
しゃりんしきひきがねじゅう
wheel lock

歯輪式引き金銃とも呼ばれる。 16世紀中頃から 17世紀初めに燧発銃 (すいはつじゅう) が登場するまでの間,ヨーロッパで主として騎兵,特殊部隊などによって限定的に使われた小銃火縄を使わずに,今日の喫煙用ライターと同じ仕組みで,鉄製車輪を黄鉄鉱片に急激にすりあわすことによって火花散らし装薬点火弾丸を発射した。 1515年頃ドイツの J.キーフスによって発明されたといわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android