火縄(読み)ひなわ

精選版 日本国語大辞典「火縄」の解説

ひ‐なわ ‥なは【火縄】

〘名〙
繊維や檜(ひのき)または木綿糸に綯(な)って、それに硝石を吸収させたもの。持がよいので、火をつけておいて、火縄銃やタバコに火をつけるために用いた。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※評判記・野郎大仏師(1667‐68)吉田玉之丞「此ほかも火なわのよりよりにきこゑはんてうのかずかずに見え侍れども」

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事典 日本の地域ブランド・名産品「火縄」の解説

火縄[その他(工芸)]
ひなわ

東海地方、三重県の地域ブランド。
名張市で製作されている。名張市小波多地区で火縄の生産が始まったのは、江戸時代の1668(寛文8)年頃といわれる。火縄はもともと火縄銃に使用されたものであった。現在は、主として京都八坂神社のおけら火に使用されている。三重県伝統工芸品。

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デジタル大辞泉「火縄」の解説

ひ‐なわ〔‐なは〕【火縄】

ひのきの皮、竹の繊維または木綿糸などをって縄を作り、これに硝石を吸収させたもの。火持ちがよいので点火に用いた。

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