軌道傾斜角(読み)キドウケイシャカク

デジタル大辞泉 「軌道傾斜角」の意味・読み・例文・類語

きどう‐けいしゃかく〔キダウ‐〕【軌道傾斜角】

天体軌道特徴を表す軌道要素の一。太陽を周回する天体では黄道面と軌道面のなす角度惑星を周回する天体(地球を周回する人工衛星を含む)では赤道面と軌道面のなす角度のこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の軌道傾斜角の言及

【人工衛星】より

e=0は円軌道に対応する。軌道の記述には,aeのような軌道の形を示すパラメーターだけではなく,軌道の面を示す指標として,軌道面と赤道面がなす角度を示す軌道傾斜角i,春分点から昇交点(軌道面が赤道面を南から北によぎる点)までの経度である昇交点経度Ω,昇交点から近地点までの角度を示す近地点引数ω,衛星から近地点までの角度を示す真近点離角θの四つ(合計六つ)のパラメーターが必要である(図1)。なお,通常の打上げ方式では,発射点緯度以下の軌道傾斜角をもつ軌道は達成できない。…

※「軌道傾斜角」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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