軍配酸漿(読み)グンバイホオズキ

デジタル大辞泉 「軍配酸漿」の意味・読み・例文・類語

ぐんばい‐ほおずき〔‐ほほづき〕【軍配酸漿】

巻き貝ナガニシ卵嚢らんのう。形が軍配うちわに似る。海ほおずき一つで、口に入れて鳴らして遊ぶ。 夏》

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関連語 うちわ 名詞

精選版 日本国語大辞典 「軍配酸漿」の意味・読み・例文・類語

ぐんばい‐ほおずき‥ほほづき【軍配酸漿】

  1. 〘 名詞 〙 海ほおずきの一つ。海産の巻き貝ナガニシの卵嚢(らんのう)で形が軍配団扇(うちわ)に似る。女児が口に入れて鳴らす。《 季語・夏 》

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世界大百科事典(旧版)内の軍配酸漿の言及

【ウミホオズキ(海酸漿)】より

…幼生は先端近くの脱出口から海中に泳ぎ出る。グンバイホオズキは単にウミホオズキともいい,袋は黄色でやや厚く,幅が広くて軍配形をしている。前面左右にしわがあってその上方にまるい幼生の脱出口がある。…

【テングニシ】より

…5~6月ころ産卵し,卵囊は黄色で革質の軍配形で高さ約1cm。グンバイホオズキ(単にウミホオズキともいう)といわれ,多数の卵囊をひも状に並べ,卵はその中で幼貝になるまで育ち,小さく丸い脱出口からはい出る。房総半島以南の水深10~50cmの砂泥底にすむ。…

※「軍配酸漿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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