精選版 日本国語大辞典「軍配団扇」の解説
ぐんばい‐うちわ ‥うちは【軍配団扇】
〘名〙

※甲陽軍鑑(17C初)品三二「信玄公、たって、軍配団扇(グンバイウチハ)にてうけなさる」
② 紋所の名。①を図案化したもの。
③ 相撲で、行司が両力士を合わせてさばくための相撲団扇。軍配。
※吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三「銀烟管(ぎんぎせる)を軍配団扇の様に持って」
④ 植物「ぐんばいなずな(軍配薺)」の異名。〔日本植物名彙(1884)〕
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