海酸漿(読み)ウミホオズキ

デジタル大辞泉 「海酸漿」の意味・読み・例文・類語

うみ‐ほおずき〔‐ほほづき〕【海酸漿/竜葵】

海産巻き貝卵嚢らんのう。なぎなた状、軍配状など種々の形状があり、ホオズキと同じように口の中で鳴らして遊ぶ。特に、テングニシ団扇うちわ状のものをいう。 夏》「妹が口―の赤きかな/虚子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「海酸漿」の意味・読み・例文・類語

うみ‐ほおずき‥ほほづき【海酸漿】

  1. 〘 名詞 〙 海産の巻貝が卵を保護するためにつくる卵嚢(らんのう)総称。形はなぎなた状やとっくり状など種々あり、海底の岩や沈木などに多く連なって付着する。口に含んで遊ぶほおずきの実の代用として用いられる。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「呑みこんで・姉のをせがむ海鬼灯」(出典:雑俳・名付親(1814))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む