転飜(読み)てんぽん

精選版 日本国語大辞典 「転飜」の意味・読み・例文・類語

てん‐ぽん【転飜】

  1. 〘 名詞 〙 仏語大部の経を読むとき、通読しないで、各巻の冒頭中間末尾数行を読むこと。転読。また、省略して記すこと。
    1. [初出の実例]「僧二三十人ありて、涅槃経六十巻などのてんぽんして転じ読む」(出典:栄花物語(1028‐92頃)玉のうてな)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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