輪生(読み)リンセイ

デジタル大辞泉 「輪生」の意味・読み・例文・類語

りん‐せい【輪生】

[名](スル)茎の一節に葉が3枚以上つくこと。クルマユリアカネなど。

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精選版 日本国語大辞典 「輪生」の意味・読み・例文・類語

りん‐せい【輪生】

〘名〙 茎の一節から、また、節間がつまって茎の一か所から、葉を三枚以上出すこと。クルマユリ、アカネ、クルマバザクロソウなどに見られる。
※植物小学(1881)〈松村任三訳〉一〇「数層の雌花其下部に輪生す」
病室の花(1920)〈寺田寅彦〉「規則正しい間隔をおいて輪生した緑の葉が」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「輪生」の意味・わかりやすい解説

輪生
りんせい

2枚以上の葉が一つの節につく場合に輪生あるいは輪生葉序(ようじょ)という。一つの節に2枚の葉がつく場合はとくに対生(対生葉序)とよばれ、輪生のもっとも簡単な場合である。

[原 襄]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「輪生」の意味・わかりやすい解説

輪生
りんせい

葉序」のページをご覧ください。

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