20世紀日本人名事典 「辰巳一」の解説 辰巳 一タツミ ハジム 明治〜昭和期の海軍造船大佐,造船技術者 生年安政4年11月4日(1857年) 没年昭和6(1931)年1月15日 出身地加賀国(石川県) 旧姓(旧名)長瀬 経歴加賀藩の武士の家に生まれる。藩内の塾で洋学を学び、明治3年藩の命を受けて13歳で仲間3人とともに海軍省横須賀造船所内の技術学校に入る。10年にはフランスのシェルブールにある海軍造船学校へ留学。14年帰国、横須賀造船所に勤務。25年神戸小野浜造船所長、のち海軍造船大佐。平成9年約50冊の講義ノートが東京大学近代日本法政史料センターに寄贈される。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「辰巳一」の解説 辰巳一 たつみ-はじむ 1857-1931 明治-昭和時代前期の軍人,造船技術者。安政4年11月4日生まれ。加賀金沢藩士の子。藩校同生館,横須賀製鉄所学舎でまなび,明治10年フランス海軍造船学校に留学。帰国後横須賀造船所御用掛となり,15年海軍省主船局にはいり,佐世保海軍造船廠長などをつとめ,軍艦建造につくす。大佐で退官後も民間の造船発展に貢献した。昭和6年1月15日死去。75歳。本姓は長瀬。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by