大佐(読み)タイサ

デジタル大辞泉 「大佐」の意味・読み・例文・類語

たい‐さ【大佐】

軍人階級の一。佐官最上位で、少将の下、中佐の上。旧海軍では「だいさ」と称した。

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精選版 日本国語大辞典 「大佐」の意味・読み・例文・類語

たい‐さ【大佐】

  1. 〘 名詞 〙 軍隊の階級の一つ。佐官の最上位で、少将の下、中佐の上に当たる。旧日本海軍では「だいさ」と称した。
    1. [初出の実例]「大隊を合する者を聯隊と云。大佐の司令する所の者也」(出典:建白書(1873)〈山田顕義〉上)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「大佐」の意味・わかりやすい解説

大佐
おおさ

岡山県北西部阿哲郡(あてつぐん)にあった旧町名(大佐町(ちょう))。現在は新見市(にいみし)の北東部を占める地域。旧大佐町は、1955年(昭和30)刑部(おさかべ)町と丹治部(たんじべ)、上刑部の2村が合併して成立。2005年(平成17)新見市に合併した。大佐の名称は、旧3町村にまたがる大佐山(988メートル)にちなむ。高梁(たかはし)川支流の小坂部(おさかべ)川の流域を占め、地域の大部分は中国山地。中央をJR姫新(きしん)線が横断する。農林業が中心で米、和牛、シイタケ、抑制キュウリ、トマト、木材を産する。大佐山頂ではハンググライダー滑空が行われる。

[由比浜省吾]

『『大佐町史』全2巻(1979、2003・大佐町)』『『山間盆地の産業と生活――岡山県大佐町』(1980・岡山大学教育学部)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大佐」の意味・わかりやすい解説

大佐
おおさ

岡山県北西部,新見市北東部の旧町域。中国山地にある。 1955年刑部町と上刑部村,丹治部村の2村が合体して大佐町が成立。 2005年新見市,神郷町,哲多町,哲西町と合体して新見市となった。高梁川の支流小坂部川の流域に沿って南北に細長く位置する。地名は旧町村にかかる大佐山に由来する。中心地区の刑部は山陽山陰を結ぶ街道宿場町として発展。近世から明治の初期には砂鉄や製鉄用薪炭を産し,和牛や駄馬の飼育も行なわれた。周辺は現在も和牛の飼育が盛ん。 1966年大佐山中腹に和牛センターが開設。抑制栽培の野菜,タバコが特産。北部と西部は備作山地県立自然公園に属する。国の重要無形民俗文化財の備中神楽がある。

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百科事典マイペディア 「大佐」の意味・わかりやすい解説

大佐[町]【おおさ】

岡山県北西部,阿哲郡の旧町。高梁(たかはし)川の支流小阪部(こさかべ)川の流域を占め,古くは山陰・山陽間の主要交通路の一つ。畜産が盛んで,和牛,乳牛の飼育を行う。シイタケ,キュウリ,トマトを産する。主集落は姫新(きしん)線に沿う小坂部。2005年3月阿哲郡神郷町,哲多町,哲西町と新見市へ編入。121.25km2。3951人(2003)。

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改訂新版 世界大百科事典 「大佐」の意味・わかりやすい解説

大佐 (おおさ)

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