日本歴史地名大系 「辰巳新田」の解説 辰巳新田たつみしんでん 三重県:四日市市南部地区辰巳新田[現在地名]四日市市高旭(たかあさひ)町・浜旭(はまあさひ)町鈴鹿川河口北岸にあり東は海、西は塩浜(しおはま)村。支配関係は開発時は長島藩領であったが、天保九年(一八三八)以後幕府領で、信楽(しがらき)(現滋賀県)代官所支配となった。寛延二年(一七四九)七月日の長嶋御役所充白木金太郎・同金兵衛願書写(四日市市立図書館蔵山中文書)によれば、開発に関する条件は次のようであった。(一)御取立御入用金一千四〇〇両と御物金一〇〇両を上納する(二)寛延三年から宝暦六年(一七五六)までの七ヵ年は鍬下、その後は一〇町につき一〇〇石として免は一ツ八分の定免とする(三)その他の諸役は免除。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by