農器銭(読み)のうきせん(その他表記)Nong-qi-qian; Nung-ch`i-ch`ien

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「農器銭」の意味・わかりやすい解説

農器銭
のうきせん
Nong-qi-qian; Nung-ch`i-ch`ien

中国五代,後唐の明宗のときに始められた雑税政府農器をつくって農民に買わせていたのを,後唐のとき廃止し,農民に農器の自鋳を認めたが,従来収入を確保するため,農民から1畝につき1文5足の税を取った。これが農器銭である。悪税として不評で,宋代に入り真宗の大中祥符3 (1010) 年廃止された。

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