デジタル大辞泉 「辺ばむ」の意味・読み・例文・類語 ほとり‐ば・む【▽辺ばむ】 [動マ四]1 端近くである。「廊など―・みたらむに住ませたてまつらむも」〈源・東屋〉2 浅はかな振る舞いをする。「さやうの―・みたらむふるまひ、すべきにもあらず」〈源・東屋〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「辺ばむ」の意味・読み・例文・類語 ほとり‐ば・む【辺ばむ】 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 ( 「ばむ」は接尾語 )① いかにも端近である。奥まっていない。[初出の実例]「廊などほとりばみたらむに住ませたてまつらむも」(出典:源氏物語(1001‐14頃)東屋)② 中心的でないもの、傍系的なものに近づく。中心からはずれたものに関係する。[初出の実例]「もはらさやうの、ほとりばみたらむ振舞ひすべきにもあらず」(出典:源氏物語(1001‐14頃)東屋) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例