辺戸村
ふいるむら
沖縄島最北端の村。フィルとよぶ。西に辺戸岳(辺戸御嶽・安須森ともいわれ、二四八・三メートル)がそびえ、太平洋岸の海岸線の北端には辺戸岬が東に突き出している。集落は辺戸岳の東麓に立地する。「おもろさうし」巻一三の一七七に「一 へとにおわる ましらて(辺戸におわすマシラデ〔神女〕)/ましらては たかへて(マシラデを拝んで)/あんまふて 此とわたしよわれ(我を守ってこの海を渡したまえ)/又 おくにおわる ましらて(奥におわすマシラデ)/ましらては たかへて(マシラデを拝んで)」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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