辺角の景(読み)へんかくのけい(その他表記)bian-jiao-jing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「辺角の景」の意味・わかりやすい解説

辺角の景
へんかくのけい
bian-jiao-jing

中国,南宋画院において,ことに馬遠・夏珪派の作品にみられる画面形式。いわゆる「残山剰水 (一握りの山と水) 」的な景観把握で,小さな自然形象を画面の左右下隅におき,大部分を余白とし,北宋の大観的な自然構成と著しい対比を示した。このため大自然の「辺角」しかとらえてないとの批判から「馬の一角」「夏の一辺」の言葉が用いられた。なおこの形式は対角線構図法と結びつき花鳥画にも用いられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...

辞書の用語解説を読む