デジタル大辞泉
「残山剰水」の意味・読み・例文・類語
ざんざん‐じょうすい【残山剰水】
1 戦乱のあとに残された山水。
2 山水画の一様式。自然の一角を小さく描き、画面に大きな余白を残して詩的情趣を表すもの。南宋の馬遠一派に始まる。馬一角。
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ざんざん‐じょうすい【残山剰水】
- 〘 名詞 〙
- ① 戦乱の後に残された山水。敗残亡国の山水。〔范成大‐与胡経仲陳朋元遊照山堂詩〕
- ② 山水画で、左右下隅に自然の一部分の景色を描き、画面に大きな余白を残して見る人に詩情を起こさせるもの。南宋の画院において、馬遠一派に始まる。辺角の景。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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残山剰水 (ざんざんじょうすい)
cán shān shèng shuǐ
中国において,詩語としては,そこなわれて残っている山水,亡国の山水を言うが,画評語としては,馬遠,夏珪による完成期の南宋院体山水画のいわゆる〈辺角の景〉を指す。彼らの山水画は,〈一角〉〈半辺〉とも評されるごとく,大自然の一角を切り取り対角線構図法を用いて画面に布置するものだが,これを国土の北半を失った南渡偏安の政治的局面になぞらえ,その画風を貶評(へんぴよう)したもの。
執筆者:嶋田 英誠
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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残山剰水【ざんざんじょうすい】
中国,南宋の院体画山水を評した語で,自然の一角を描いて暗示的な空間を大きくとった構図上の特色をいう。北宋の大観的な山水画に対立する。馬遠ら馬派によって多く描かれ,形式化した。
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