近世哲学(読み)きんせいてつがく(その他表記)modern philosophy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「近世哲学」の意味・わかりやすい解説

近世哲学
きんせいてつがく
modern philosophy

近代哲学ともいう。 15~16世紀のルネサンス時代から 19世紀にかけて近代市民社会が形成されていった西洋において展開した哲学思想をさす。 15世紀初め,その精神のうちに能動的に世界を映し,神に似たものとして人間の存在を積極的に肯定した枢機卿ニコラウス・クザーヌスが先駆者とされる。イタリアを中心に並行して進行したルネサンスと科学革命から,17世紀のデカルト,スピノザ,ライプニッツらに代表される合理主義,さらにイギリスにおける経験論,フランスの啓蒙思想,そしてカントおよびその後のドイツ形而上学へと発展し,19世紀には国民主義意識を背景とした哲学が各国で盛んに研究されるようになった。

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