近代世界システム(読み)きんだいせかいシステム

百科事典マイペディア 「近代世界システム」の意味・わかりやすい解説

近代世界システム【きんだいせかいシステム】

15世紀末以降に形成されてきた資本主義的世界経済をとらえるウォーラステイン概念国際分業によって形成される〈中心core〉としての西欧に向かって,〈周辺periphery〉や〈半周辺semi-periphery〉としてのアジアアフリカラテンアメリカから富が移動するという考え方。内在的矛盾に対する反システム運動が,社会主義政府の成立を導くという。新従属派の理論的前提として提示された。
→関連項目大航海時代帝国主義プランテーション

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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