近所合壁(読み)キンジョガッペキ

デジタル大辞泉 「近所合壁」の意味・読み・例文・類語

きんじょ‐がっぺき【近所合壁】

壁一つを隔てた隣。隣近所

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「近所合壁」の意味・読み・例文・類語

きんじょ‐がっぺき【近所合壁】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「きんじょかっぺき」とも ) 壁一重を隔てた隣。隣近所
    1. [初出の実例]「漸に近所合壁(キンジョカッヘキ)人々の口をいれ」(出典:洒落本・客者評判記(1780)素人狂言に実の入た独息子のちょんちょん幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「近所合壁」の解説

近所合壁

近所の家々。隣近所。

[使用例] 元来この主人は近所合壁有名な変人で現にある人はたしかに神経病だとまで断言したくらいである[夏目漱石吾輩は猫である|1905~06]

[解説] 「合壁」は壁一つ隔てた隣りの家という意味

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android