近江節(読み)オウミブシ

デジタル大辞泉 「近江節」の意味・読み・例文・類語

おうみ‐ぶし〔あふみ‐〕【近江節】

語斎節ごさいぶし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「近江節」の意味・読み・例文・類語

おうみ‐ぶしあふみ‥【近江節】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 近江国(滋賀県)に始まり、室町末期、世間に流行した小唄の節。踊りを伴う。
  3. 江戸浄瑠璃節の一つ。杉山丹後の門人、近江大掾岡島語斎が始めたもの。丹後節と四郎与吉の曲節を折衷したものといわれる。承応一六五二‐五五)から寛文一六六一‐七三ころまで行なわれた。語斎節(ごさいぶし)
    1. [初出の実例]「立別因幡が、近江(アフミ)ぶしの浄瑠利」(出典:浮世草子・好色二代男(1684)七)

近江節の補助注記

は、「歌謡・閑吟集‐序」に、「あるは早歌、あるは僧侶佳句を吟ずる廊下の声、田楽・近江・大和ぶしになり行く数々を、忘れがたみにもと、思ひ出づるにしたがひて、閑居の座右にしるし置く」と記載されている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android