近餓(読み)ちかがつえ

精選版 日本国語大辞典 「近餓」の意味・読み・例文・類語

ちか‐がつえ‥がつゑ【近餓】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 飲食の後に、すぐに空腹を感じること。むやみに飲食したがること。また、その人。
    1. [初出の実例]「大食上戸のちかかつえ、むかしも今もあらにくや」(出典:酒食論(室町))
  3. 情欲がはげしく、間断なく異性にせまること。また、その人。多淫
    1. [初出の実例]「さりながら生れついて近(チカ)がつゑ、ちょっと手附にこれかうと」(出典:浄瑠璃・敵討御未刻太鼓(1727)馬揃へ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android