退食(読み)たいしょく

精選版 日本国語大辞典 「退食」の意味・読み・例文・類語

たい‐しょく【退食】

  1. 〘 名詞 〙 ( 朝廷から退出して、家に帰って食事するの意から ) 朝廷を退出すること。また、公の職からしりぞくこと。退朝。
    1. [初出の実例]「高天日暮多秋感、退食飛纓下玉京」(出典凌雲集(814)和菅祭酒秋夜途中聞笙之什〈藤原冬嗣〉)
    2. 「予そのこころさしをいみじとして退食のいとまとし」(出典:俳諧・発句手爾葉草(1833))
    3. [その他の文献]〔詩経‐召南・羔羊〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「退食」の読み・字形・画数・意味

【退食】たいしよく

朝廷から家に帰って食事する。〔詩、召南、羔羊よりす 委蛇(ゐだ)たり、委蛇たり

字通「退」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android